~外来を受診される方へ~
外来通院にて保存的に加療することもあれば、日帰り手術が可能な状態から、入院して手術・加療しなければならない状態まで、症状は様々です。入院手術が必要となれば、患者様の症状だけでなく、仕事やご家庭の状況等にも配慮し、最善の治療をすすめられるよう努めて参ります。お気軽にご相談ください。
診療担当医師一同
~外来を受診される方へ~
診療担当医師一同
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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午前 9:00~13:00 |
院長 竹田 |
院長 岡島 |
岡島 竹田 |
院長 竹田 |
院長 岡島 竹田 |
※院長 (第2・4・5週) ※竹田 (第1・3週) 非常勤 |
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午後 14:00~18:00 |
院長 竹田 |
岡島 竹田 |
院長 岡島 |
★レディース外来 院長 竹田 |
岡島 竹田 |
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※感染防止対策のため、引き続き
マスク着用と手指消毒に、ご協力お願いします。
川堀病院は西日本では数少ない、女医(女性医師)のいる肛門科の専門病院です。
当院では来院される女性患者様のためにレディース外来(毎週木曜日午後)を設け、
少しでも安心して受診していただけるよう配慮しております。
診察は院長(男性)と竹田先生(女性)が担当いたします。
レディース外来の時間帯は全館に張り紙をして、男性の方の出入りをご遠慮頂いております。
名前ではなく、番号でお呼びします。
診察時の体位は横向きに寝てもらう「左側臥位」です。診察中はカーテンを閉めるなど、出来るだけ見えないよう配慮しております。
小さなお子様連れの方でも安心して受診頂けるよう、看護スタッフが配慮しております。
キッズスペースを設けております。(※現在新型コロナウイルス感染防止のため、おもちゃや絵本は撤去しております)
気になる症状はあるけど、
病院に行く時間がなかなかとれない・・・
そんな方への待ち時間軽減のため、
予約診療が出来るようになりました。
症状がひどくならないうちに、早めの受診をお勧めします。
肛門の出口にえんどう豆ぐらいで丸くふくらみ、
痛みがあるものを外痔核といいます。
早い時期であればほとんど薬で治癒しますが、腫れや痛みの強い場合は外来で血栓除去術を行うことがあります。
入院の必要はありません。
肛門の粘膜下には静脈がたくさん集まったクッションの部分があり、この部分が排便時の「いきみ」等でふくらみ、いぼ状になったものを内痔核といいます。
内痔核も程度があり、その治療は保存的治療(生活療法・薬物療法)が基本ですが、効果が得られなく脱肛(痔核が排便時に脱出してしまうもの)が続くような時は、外来処置として、ゴム輸結紮(けっさつ)療法をを行います。
さらに効果が無く生活に支障をきたす場合は、注射療法=ALTA療法や、痔核結紮切除法を行うことになります。ALTA療法(ジオン注)は容易に脱出する内痔核で排便後自然に戻るか、指で押し込めば簡単に戻るような場合が主な適応で短期入院が可能です。
固い便をいきんで出したりすることが原因で、便秘がちな方、特に女性に多くみられ、排便時に紙につく程度の出血や痛みが初期の症状です。 早いうちであれば排便のコントロールでほとんど良くなってきますが、繰り返しているうちに外科的処置が必要となってきます。 慢性化してくると切れ痔部分が潰瘍になり、肛門が狭窄を起こし、排便の度に激痛が起こるようになってきます。
このような状態になってくると裂肛根治手術、肛門狭窄形成術を行うことになります。
下痢等が続き、肛門小窩で炎症を起こし、さらに進んでくると化膿し、肛門周囲腫瘍と呼ばれる膿の溜りができます。
おできの腫れのようにズキズキと痛みがあり、熱を伴ってきます。その化膿した腫瘍が肛門周囲の皮膚に自壊するか、切開排膿されると膿が出て、肛門小窩と排膿部に膿の管が形成されるのが痔ろうです。
浅い痔ろうであれば日帰り手術が可能ですが、膿の管が単発で、括約筋の間を走行しているタイプのものはろう管くり抜き術を、さらに膿の管が深く複雑に走行している重症例は、術後の肛門機能を温存させる目的で、シートンを用いる切開開放術を行う根治手術を要します。
直腸と肛門を支える筋肉のしまりが悪くなり、直腸の筒状の粘膜が全周性に5~10cmも脱出する状態。
経肛門的に絞り染め式粘膜縮小術+肛門輪を縮小する方法などの手術方法がある。
肛門周囲がかゆくなる病気。病変を伴わない特発性のものと湿疹、皮膚炎等を伴う続発性のものがある。
清潔にすることは大切ですが、肛門部を洗いすぎないように注意する。
肛門周囲の皮膚から肛門内にかけて約2~5mm大のイボが多数できる病気。
進行するとじめじめして痛みやかゆみを感じるようになる。
ヒトパピローマウィルスの感染症で性行為によって感染することがあるので治療が必要。
軟膏塗布治療と外科的切除術がある。
突然直腸に数秒から数分続く激しい痛みが出現し、その後完全に痛みが消失する。
直腸や骨盤底筋群の痙攣様収縮が関連していると言われているが、病因ははっきりしていない。
痔疾患がないにもかかわらず、肛門部の痛みを感じる状態。
神経や肛門括約筋の過度の緊張が背景になっているものもあるが、病態のわからない痛みがある。
直腸脱が全周性に脱出するのに対して直腸粘膜脱は一部の粘膜が脱出する状態。長く立っていたり、夕方になると直腸が下がってくるように感じる。
肛門の括約筋を絞めるような体操が必要。
出産や便秘が原因で直腸膣隔壁が弱くなり、特に高齢になると排便時にふくらんだ直腸が膣内にせり出してくる状態。
便秘をしないように気をつける事。
尖圭コンジローマに似ているが会陰から肛門部にできる二期梅毒の扁平皮膚疾患。
肛門後方の仙骨部を中心に炎症を繰り返し難治性の膿瘍を形成する状態。
膿瘍部に毛髪を含むことがある。
毛巣洞部を切除し縫合ドレナージ術が必要。
肛門周囲に皮膚の汗腺や皮脂腺に細菌が感染し膿が出る状態。痔瘻を合併していることが多い。膿瘍部の排膿ドレナージ術が必要。
過去のホワイトヘッド手術という痔核根治術後に肛門狭窄、粘膜脱、肛門機能不全などの後遺症が発生している状態。
それぞれの症状に応じた治療を要する。